ARMとCORE

Total Annihilationが描くのは、4,000年以上続いた戦争の最後の章です。一方は、人々の精神を機械に移したCORE。もう一方は、肉体を捨てることを拒んだ人々からなるARMです。

COREが治める銀河

マニュアルによると、銀河はかつて平和でした。COREと呼ばれる統治機関がそれを治め、科学の進歩を指導原理としていました。

やがて科学は最大の成功を収めます。死の克服です。パターニングと呼ばれる処理で、人の精神を機械に写し取れるようになりました。これは事実上、人が永遠に生きられることを意味しました。COREは市民の安全のためとして、すべての市民にパターニングを義務づけました。

ARMの離反

多くの人が、肉体を捨てることを望みませんでした。パターニングを犯罪と見なす人もいました。彼らは銀河の外縁部へ逃れ、団結して、ARMとして知られるようになりました。

どちらの側も宣戦布告はしませんでしたが、戦争は始まりました。ARMは兵士のために強力な戦闘スーツを作り、のちにクローン技術に頼るようになりました。COREは最も優れた兵士の精神を戦闘機械に移し、それを何千回も複製しました。

4,000年の戦争

戦争は銀河全体の資源を使い果たし、百万の世界を荒廃させました。4,000年以上が過ぎ、両方の文明は消え、巨大な軍需産業も廃墟となりました。残ったのは、2つの軍のちりぢりになった残党だけです。彼らは荒れ果てた惑星で戦い続け、どちらの側も相手の完全な破壊以外は受け入れませんでした。

コマンダーと銀河ゲート

軍は銀河ゲートを通って世界から世界へ移動します。2000年のマニュアルによると、ゲートを開くには何週間分ものエネルギーが必要で、数千キログラムが通り抜けると崩壊します。軍全体は渡れないので、かわりにコマンダーが1体だけ通り抜けます。

コマンダーは、反物質の動力パック、設計図一式、ナノ旋盤を携えています。ナノ旋盤は、金属でできた微小な機械を骨組みに吹き付け、それらが結合して新しい建物やユニットになります。これを使えば、コマンダー1体で完全な軍事基地を数時間で築けます。コマンダーは敵の機械を捕獲することもできます。援軍が来るまで何日も何週間もかかるかもしれないので、コマンダーはひとりで惑星を制圧しなければなりません。

ARMコマンダーとCOREコマンダーは、ゲームで最も重要なユニットです。多くの対戦では、コマンダーを失うと戦いが終わります。

互角の2つの軍

マニュアルによると、どちらの側にもはっきりした優位はありません。ARMのユニットにはすべてCOREの対応ユニットがありますが、それぞれの組には小さな違いがあります。一般に、COREのユニットはARMのユニットより少し装甲が厚く、そのぶん遅くなっています。

ARMキャンペーン

ARMキャンペーンは、ARMの母星エンピリアンから始まります。COREの工作員が惑星に入り込み、ARMコマンダーが戻ってくるはずのゲートで待ち構えています。ARMはそこからゲートからゲートへと外へ進み、タラシアン、ターギバースIV、バラスラム、ルーグペルトを経ていきます。

COREプライムの唯一の衛星ダンプから、ARMはCOREの母星に侵攻します。COREプライムは金属に覆われた世界です。ARMは、COREの戦争機械を指揮する中央意識体を奪取します。25のミッションの最後では、ARMコマンダーがCOREの司令ドームの頂上にたどり着かなければなりません。

COREキャンペーン

COREキャンペーンは、COREプライムそのものから始まります。ARMの小部隊が、整備中のCOREコマンダーを見つけて停止させてしまいました。COREは母星からARMを一掃し、ARMが使ったゲートを奪取しなければなりません。

その後COREは、バラスラム、アクエウス・マイナー、ルーグペルト、そして群島の惑星を進んでいきます。エンピリアンの衛星イーガスに到達し、そこを最後の攻撃の拠点にします。25番目のミッションは、エンピリアンの丘陵でのARMの最後の抵抗です。COREのブリーフィングは短く冷たい命令で、「ただちに実行せよ。」(DO SO NOW.)という言葉で締めくくられます。

戦争のあと

拡張パックThe Core Contingencyは、ARMの勝利のあとの物語を続けます。COREは敗れ、銀河は再建の途中です。しかし、予備の計画の一環として1体のCOREのコマンダーが隠されており、両陣営は異星の技術のかけらを見つけようと競い合います。ボーナスミッションクロゴスとの遭遇!は戦争中にさかのぼり、COREがARMを食い止めるために巨大なKボットのクロゴスを造ったころを描きます。

出典

  • Total Annihilationのマニュアル(Cavedog Entertainment、1997年):「The Galactic War」と2つの軍についての説明
  • Total Annihilationのマニュアル(Infogramesによる再発売版、2000年):「The Galactic War」と、コマンダー、銀河ゲート、ナノ旋盤による建造の用語集の項目
  • Total AnnihilationとThe Core Contingencyのゲームデータにあるミッションのブリーフィング
  • Cavedog Entertainmentの1998年4月29日のプレスリリース:The Core Contingency