The Iron Plague
The Iron Plagueは、Total Annihilation: Kingdoms唯一の拡張パックで、2000年3月に発売されました。5つ目の勢力クレオンと、25のミッションにもう1つの最終ミッションを加えたキャンペーンを追加します。ほかの勢力の新しいユニットも加わります。
機械の勢力クレオン
本編の4つの勢力は魔法を使います。クレオンは代わりに科学と工学を使います。物語では、クレオンを築いたのはガラカイウスです。4人の君主の父で、戦争よりはるか前にダリエンを去った人物です。クレオンを治めるのは、クレオンの君主である賢者です。クレオンには専用のページがあります。
ゲームデータにもその違いが表れています。クレオンの25のユニットのうち、呪文用の個人マナを持つのは、賢者、技師長、ネオドラゴンの3種類だけです。アラモンはエルシンを含めて5種類です。クレオンのユニットの大半は機械で戦います。テーザー銃、冷凍光線、大砲、臼砲、連射式のクロスボウ、そして火炎車です。
| ユニット | 役割 | ゲームデータから |
|---|---|---|
| 賢者 | 君主 | 耐久力15,750。臼砲(Mortar)は射程1200に達し、エネルギー弾(Energy Blast)は個人マナ900で5000のダメージを与えます。 |
| 機械工 | 建設ユニット | コストは355マナで、アラモンの建築魔術師(443)より安価です。テーザー銃と冷凍光線を備えています。 |
| オートマトン | 近接兵 | 301マナで耐久力2905。アラモンの剣士は285マナで耐久力2500ですが、剣士のほうが速く動きます。 |
| 突撃兵 | 遠距離兵 | テーザー銃で、射程400から752のダメージを与えます。 |
| 空中ジャガーノート | 空飛ぶ軍艦 | 耐久力29,810で、4体の竜のどれよりも多くなっています。大砲2門と対空用の矢を備え、呪文はありません。 |
| プリズムの鏡 | 防御塔 | 射程1478の光線を放ちます。 |
| ガラカイウスの亡霊 | 神 | コストは360,000マナです。ほかの勢力の神は100,000です。 |
クレオンも、ほかの勢力と同じようにマナを集めます。マナ精製所とマナ増幅器が、ロードストーンと神聖ロードストーンと同じ収入値で、それぞれの役目を果たします。仕組みはマナと建設を見てください。
キャンペーン
The Iron Plagueのキャンペーンは、本編の終わりから数週間後の物語です。クレオンは火薬の秘密をアラモンに売っていました。大神官ヘリグリンに率いられたタロスの教団が、その代金として送られた金を奪います。この事件がヴェルーナとアラモンを、そしてやがてダリエン全体を、クレオンとの戦争に引き込みます。
本編と同じく、ミッションごとに操作する勢力が変わります。25ミッションのうち、クレオンが8、アラモンが6、ヴェルーナが5、タロスが4、ゾンが2です。最初のミッション血と黄金では、教団の船を指揮して、ヴェルーナの輸送船を沈めます。クレオンで最初に戦うのは我らに加われで、バーンストーマーが偵察し、機械工が戦力を作り上げます。
キャンペーンには2つの結末があります。
- ミッション25の危うい均衡では、アラモンを操作します。賢者は包囲されており、ダリエンの君主たちを生かしたまま、賢者を倒さなければなりません。
- もう1つの最終ミッション父の日では、クレオンを操作します。4人の君主があらゆる方向から攻めてくる中、賢者を生き延びさせながら彼らを追い払います。
ゲームのファイルには、キャンペーンの一覧が2種類あります。違いは最後の項目だけで、一方は危うい均衡、もう一方は父の日です。
ほかの勢力の新ユニット
拡張パックでは、ほかの勢力のユニットも追加されました。ゲームデータでは、これらを建設できるユニットはありません。キャンペーンのミッションに登場します。
| ユニット | 勢力 | 備考 |
|---|---|---|
| ヘリグリン | タロス | 教団の大神官で、3つの炎の呪文を持ちます。両方の最終ミッションを含む7つのミッションに登場します。 |
| ロッケン教団の船 | タロス | 教団の軍艦で、耐久力29,000と、射程820の火球(Fire Ball)を持ちます。血と黄金で指揮します。 |
| ロッケン | タロス | タロスの君主の別バージョンで、武器を持たず、個人マナは5000です。 |
| トタテグモ | ゾン | 動けないユニットで、クロークで身を隠せます。同盟に登場します。 |
| シーサーペント | 野生の生き物 | 耐久力16,031の海の怪物で、夜の恐怖に登場します。 |
| ミイラ | 野生の生き物 | 1784ダメージの拳を持つアンデッドの生き物で、大胆で危険な計画に登場します。 |
発売の経緯
Cavedogは2000年1月6日、The Iron Plagueの仕上げにかかっていると発表しました。発表では、45か国以上で3月に発売する予定とされていました。Wikipediaは発売日を2000年3月6日としています。また、InfogramesがGT Interactiveの経営権を握った後、GT Interactiveの名義でこの拡張パックを発売したとも書いています。
拡張パックは単独のCDで提供され、先にKingdomsをインストールしておく必要がありました。readmeでは、DirectX 7.0aと、両方のゲームを最小構成でインストールするための170 MBのディスク容量を求めています。readmeはゲームをKingdoms 3.0としています。Wikipediaによると、拡張パックには最新のパッチが含まれており、そのパッチは無料でダウンロードすることもできました。その後の4.0パッチで、クレオンがマルチプレイで使えるようになりました。
Cavedogの閉鎖の時期については、資料によって違いがあります。Wikipediaのある記事は発売をCavedogの崩壊の少し前としており、別の記事はGT Interactiveが2000年2月に閉鎖を発表したとしています。詳しい年表は歴史のページにあります。
現在、GOGはKingdomsとThe Iron Plagueをセットで販売しています。今遊ぶにはを見てください。
出典
- GOG版のゲームデータ:ユニットの値(
units.json)、建設リスト(builds.json)、キャンペーンとミッションのファイル、camps/にある2つのキャンペーン一覧。ユニットのページとキャンペーンのページに掲載しているものです。 - GOG版のインストールに含まれるThe Iron Plagueのreadme(
readme.htm)とパッチノート(v4readme.txt)。 - Cavedog Entertainment、プレスリリース#20、2000年1月6日、Wayback Machineに保存。
- Wikipedia、Total Annihilation: Kingdoms:発売日、発売元、物語、内容。
- Wikipedia、Atari, Inc. (formerly GT Interactive):InfogramesによるGT Interactiveの買収と、Cavedogの閉鎖。
- GOG、Total Annihilation: Kingdoms + Iron Plague。